コミッティ向けマーク表示の手引き

いつもスマホでヨットレースをご利用頂きありがとうございます。
レース時のマークの表示について、少しご説明いたします。

スマホでヨットレースをご覧になったとき、たまに動かなくなる船がありますが、
それは、その船から新しいデータが送られてこなくなって、位置が更新されなくなるので、
動かなくなるのですが、その仕組みを利用して、1台の端末で各マークを
打つことができます。


例として、コミッティボート1艇で上下のコースを引く場合を想定します。

この場合、たいていは、スタート前に上マークを打ち、次に下マークを打ち
最後にコミッティボートをアンカリング。の手順だと思います。


航跡記録アプリnetloggerの艇名選択では、各レースごとに艇名が表示されますが、
その最後に

MARKNO-0(STG)
MARKNO-1(STG)
MARKNO-2(STG)
MARKNO-3(STG)
MARKNO-4(STG)
MARKNO-5(STG)
MARKNO-6(STG)
MARKNO-7(STG)
MARKNO-8(STG)
MARKNO-9(STG)
COMMITTEE-1(STG)
COMMITTEE-2(STG)
COMMITTEE-3(STG)
COMMITTEE-4(STG)
COMMITTEE-5(STG)

のように、マークとコミッティ用の艇名を準備しています。

コミッティボートにも1台端末をご用意頂き、その端末で各マークを表示させます。
まずは、最初に打つマークにnetloggerの艇名を変えて出航です。
例では例えば、MARKNO-1(STG)を選択します。

実際に上マーク位置まで行き、マークを落としたときに、
次に打つマークにnetloggerの艇名を変えるのがポイントです。
例ですとMARKNO-2(STG)を選択します。

こうすることにより、MARKNO-1(STG)として最後に位置を送信した場所が
マークの位置となるので、それ以降MARKNO-1(STG)と再び艇名を変えない限り、
MARKNO-1(STG)の位置は最後まで残ります。

次に、下マークに行き、今度はマークを落としたとき、
COMMITTEE-1(STG)と艇名を変えます。
こうすることにより、今度はMARKNO-2(STG)の位置が残ります。

上記のマークやコミッティの番号は、複数マークの区別の為ですので、
適当に番号が変わっても問題ありません。マーク数が多いときや、
マーク打ち変えのとき、コミッティが複数艇いる場合など、
重ならないようにすればいいだけです。

注:マーク名の後の(STG)等は、レース識別の為ですので、
他のレースの名前を選択しないようご注意ください。


実際のレースの時、上マークや下マークなどの回航点は、各参加艇の航跡から
レース後位置を再現できることも多いのですが、コミッティの位置は
ほぼ再現不可能です。


マークや、特にスタートラインが表示できれば、レースをより楽しく
閲覧できると思います。是非、この手引きを参考にして、
マークやコミッティもスマホでヨットレースに参加してみてください。


2017/5/31